結論
読者の顔が想像できればミスマッチは起きない
あなたの作品の読者はどんな人?
ペルソナ(persona)とは、ユーザー中心設計やマーケティングにおいて、サイト、ブランド、製品を使用する典型的なユーザーを表すために作成された架空のキャラクターのことである。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

架空のキャラクター・・・?

小説の場合なら『読者の顔を想像しましょう』ってことだよ。

べつに読んでくれるならどんな人だっていいけど。

う~ん・・・たとえ作者がそれでよくても、読者が困るんだよね( ˘•ω•˘ )
Web小説に限らず、小説という商品は、作者とお客様が対面して販売される機会はあまり多くありません。通常は書店などの第三者を通じて読者の手にわたり、読まれることになります。
ここでもし、むずかしい学術書が児童向けの絵本コーナーに置かれていたらどうなるでしょう? そこにいる潜在読者はちいさいお子様やその保護者となるでしょうが、はたして彼らは学術書を手に取って読もうとするでしょうか?
本屋の場合ですと、こういったミスマッチが起きないよう、読者層や本のジャンルに応じて店員さんが仕分けしけますが、Web上で公開する場合は仕訳を自分で行わなければなりません。
どこで公開しようが必ず読まれるはずだ、という考えでは誰にも読まれない結果となります。

『どんな作品』を『どんな読者』に『どう届けるか』を決めるためには、読者の人物像をつくっておく必要があるんだ。

読者本意で書けば、独りよがりな小説にならずに済むかもしれないわね☆
さらに、小説を書く前の段階からペルソナを設定しておくと、より需要と供給をマッチさせやすくなりますのでぜひ試してみてください。
キャラ設定と同じ要領でペルソナをつくる

具体的にどうやって設定すればいいのかな?

小説に登場するキャラクターの設定を考えるひとは多いと思うけど、それと同じやり方でいいよ。ひとつ例を挙げてみよう。
属性 | 詳細 |
名前 | 本田奈那子 |
性別 | 女性 |
年齢 | 16 |
体重 | ??? |
趣味 | 読書 |
性格 | 普段は物静かだけど、本のことになると饒舌になる。 |
好きな本 | 姑獲鳥の夏 |
好きな人 | 栞田―― |

――ちょっ、ストップストップ!! そこまで書かなくても!(;゚Д゚)

ははは、ごめんごめん。だけど、ペルソナは具体的であればあるほど良いとされているんだ。
例で挙げた本田奈那子が読者であれば、本を題材にした小説を書けば読んでもらえる可能性が高くなるでしょう。
このように、読者の顔をはっきりさせれば、何を書けば関心を示してもらえるかも考えやすくなります。

どんな作品をどんな読者に、までが決まったら、あとはどう届けるかだけだね!
たとえば、小説投稿サイトにもそれぞれ個性や特徴があります。
そのため集まるユーザー層も、男性が多いのか女性が多いのか、10代が多いのかシニア層が多いのかなど、各サイトによって違ってきます。
ここでも、どんな作品を、どんな読者に届けたいのかイメージできていると読まれやすいサイトを選ぶことができるはずです。

みんなもペルソナつくってみてね!
まとめ
- ペルソナはあなたの作品を読んでくれる人物像のこと
- ペルソナは具体的であればあるほど良い
- ペルソナにあった作品を書こう
- ペルソナにあった場所で公開しよう

どんな作品を求めている読者なのか顔が見えれば、お互いの満足度が高まるわよ。

それでは良い創作Lifeを!!
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