結論
Web小説はセルフプロデュースのスキルが必須
書くだけでほんとうに満足していますか?
Web上で小説を公開している作家のなかには、宣伝するのは卑怯だと考える方が存在します。投稿サイトやSNSなどで宣伝を行っている作家に噛みついているのを見かけることもあります。

宣伝はいけないことなの?

いいや、全然そんなことはない。法に触れるわけでもないし、いたって健全な活動だよ。
炎上させたり、悪目立ちしたり、『うそ・おおげさ・まぎらわしい』といった内容でなければ、宣伝自体はだれでも多かれ少なかれ行っているはずです。
ただし、宣伝行為を嫌う方は、この行為を極端に排除しようとします。
- 職人肌。
- 創作に集中したい。
- 頑固。
- 他人にきびしい。
ご自身が宣伝を行わないのは自由ですが、昨今流行った『自粛警察』と同じように他人にまで自粛を迫るのはやり過ぎと言えます。
では、なぜ彼らは他人にも宣伝活動の自粛を強要したがるのでしょう?
答えはかんたん ➡ 羨ましいからです。
自分は執筆以外に目もくれず、一生懸命創作しているにも関わらず一向に読まれないしバズりもしない。
一方で『ろくに創作もせず、読者にこびへつらってご機嫌取りばかりしているヤツがPV数を伸ばしやがって、人気が出てちやほやされやがって・・・。こんなの不公平だ、不条理だ!』と憤っているのかもしれませんし、『だけど、自分で宣伝するのは何となく恥ずかしいなあ・・・』と縮こまっているのかもしれません。あるいは『自分にはできないことを他人がしているのはけしからん』と自分勝手な被害妄想をふくらませているのかもしれません。

こんな理由で邪魔してくる人は、まともに相手にする必要なんてないよ。
Web上で公開するということは、読んでほしいという気持ちが少なからずあるはずです。もしそういう気持ちがまったく無いのであれば、そもそも公開する必然性がないですし、他人に噛みつく動機も湧かないはずです。
『ほんとうに良い作品を創れば宣伝なんてしなくても自然と読者はついてくるはずだ』という言い分は、たしかに一理あるのでしょうが、残念ながら現実は甘くありません。

ツンデレが通用するのは2次元のなかだけです。読まれたいのなら、自分の気持ちに素直になったほうがいいですよ(*’ω’*)
読者に作品を届けよう
そもそもプロの小説でさえ、宣伝しなければなかなか読まれないのが現実です。

なぜなら、テキストコンテンツは読者に読む意志がなければ絶対に伝わらないからね。
だからこそ出版社や編集者はコストをかけてCMや広告を出し、小説のおもしろさを知ってもらうために一生懸命宣伝しているのです。
いわんや無名の作家の作品が宣伝もせずに知ってもらえるはずがありません。
商業ベースで活躍されているプロのクリエイターとは違い、Web上で活動をしている方はほとんどの場合、個人で創作をしているはずです。とうぜん作業を誰かと分担することはできません。どうしても作家であると同時に、編集者としてセルフプロデュースするスキルが求められるのです。
事実、現在でも作品の執筆から編集・公開まで、創作以外のすべての作業を一人でこなしているのではないでしょうか?
創作以外にさらに労力を割り当てることになり、煩わしいし恥ずかしいかもしれませんが、ほんとうにひとりでも多くの読者に作品を知ってもらって、読んでもらいたいと思うのであれば、宣伝という『読者に作品を届ける行為』も作業のひとつに含めましょう。
他人に噛みつく暇があるのであれば、自作の宣伝に時間を割いたほうが読者をたのしませられるでしょうし、自作のPV数も稼げるのでWin-Winの関係を築くことができるはずです。

だけど、宣伝って言っても、具体的に何をすればいいのか分からないよ・・・_(:3 」∠)_

インターネットは情報発信するために最適なツールだ。考えれば方法なんていくらでも見つかるはずだよ。いくつか例を挙げてみよう。
- 小説投稿サイトを利用する。
- SNSで拡散する。
- コミカライズする。
- 動画で朗読する。

小説投稿サイトはすでに使っている方も多いでしょうから、次に宣伝しやすいのはツイッターなどのSNSでしょうね。

他にもいろいろ試してみて。アイデアと見せ方次第で一気に読者を増やせるかもしれないよ。
まとめ
- 宣伝を嫌う人もほんとうは羨ましがっている。
- 宣伝しないとそもそも知ってもらえない。
- インターネットは情報発信に最適なツール。
- 誇大広告にならないよう注意は必要。

それでは良い創作Lifeを!!
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