結論
冒頭で死体を転がせ!
大事なことなので2回言います

死体って・・・なんだか物騒な話だね((((;゚Д゚))))

『冒頭で死体を転がせ』はミステリーやサスペンスでよく使われる格言よ。これは1話目から話を盛り上げよう、という意味なの。

マンガだと出オチなんて言葉が使われるね。

以前話したテーマと似てるけど、何が違うの?

こちらはリード文と言って、1話目の出だしにのみ注目しているけど、今回はもうすこし全体的な構成の話になるよ。
繰り返し冒頭の話になりますが、それくらい出だしは重要だと思ってください。
重要だと思う理由は、『読者は待ってくれないから』の一言に尽きます。
ミステリーに限らず、Web上で小説を読んでもらおうと思ったら、どうしても冒頭で話の魅力を伝えなくてはいけません。

飽きられるとそれ以降読まれなくなる可能性が高いんだ。
良い例と悪い例

音楽でもいきなりサビから始まる曲があるわ。
つまり、サビ ➡ Aメロ ➡ Bメロ ➡ またサビ、みたいな感じで、『起承転結』の『転』や『結』から書き始めるの。

たしかにサビから入ると盛り上がるね。だけど、読者はうれしいかもしれないけど、書くのは大変そう💦

慣れないとどう書き始めれば良いか分からないよね。そんな時は成功例を参考にしてみよう。

冒頭で主人公が犯人扱いされて探偵を呼ぶんだけど、まさに死体を転がしたような始まり方をしているわ。

さらに、今日子さんの記憶は一日しかもたないから事件の解決もスピーディで、Web小説との相性が良いんだ。

暗殺教室はマンガだね。冒頭の朝礼で生徒たちがいきなり先生を殺そうとするシーンには驚かされたな! まさに出オチって感じ(゚Д゚;))ノ))ノ)

王様ゲームはケータイ小説として大ヒットした作品だね。冒頭どころか全編クライマックスと言ってもいいかもしれない。とにかく人が死にまくるからどこから読んでも刺激的だよ(心臓が弱い方は要注意)。

いずれも冒頭から全力で読者を引き込もうとして成功した作品です。
紙媒体でもヒットしましたが、王様ゲームは元々は携帯で発信していた作品で、小さい画面でもおもしろさを伝えようとした結果『転結転結』のような構成にしたのでしょう。これが当時の読者にウケのです。今でも通用する部分があるのでぜひ研究してみてください。

逆に悪い例も挙げておくから参考にしてね。
- 設定を説明し始める。
- 風景の描写を語る。
設定をひたすら書くパターンはよく見かけます。
SFやミステリーなどは『説明しないと伝わらないのでは?』という不安もありますが、細かな設定は後回しでもかまいません。同様に、風景描写などのバックグラウンドも最低限に留めましょう。
Webで小説を読んでいる多くの読者は、ライトノベルやライト文芸を好みます。
つまり、読者はキャラクターを見たいのです。
読んでもらいたいのであれば、まずは読者が読みたいであろうシーンを書きましょう。
ただし、設定説明や風景描写がまったくないと、それはそれで薄っぺらい世界観だと評価されてしまうので注意が必要です。
まとめ
- 読者は待ってくれない。
- いきなりクライマックスから書きはじめよう。
- 退屈なシーンや説明は最低限にしよう。

それでは良い創作Lifeを!!
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