ロードマップの具体的な作成方法

作成の流れを理解したら、実際に作成していきましょう。
ロードマップの作成準備
次の図は、実際に作成したロードマップの一例になります。

作成は『Xmind』という無料のマッピングソフトを使用しています。
直感的な操作性と網羅性に優れ、編集が楽なのでおすすめです。
ロードマップの作り方

ロードマップは左から右に作成していきます。
最初に作る項目は『現在地』と『目的地』で、各項目で明確にすべき数字を書き出しましょう。
- 収入 ➡ 給与所得や配当所得・不動産所得など
- 支出 ➡ 家賃や食費、税金など
- 資産 ➡ 持っているだけで、自分がそこに居なくても、自動でお金を得られるモノ
- 負債 ➡ 持っているだけで、自分がそこに居なくても、自動でお金を取られるモノ
書き出す際のポイントは、大きい数字から書き出すことです。
大きい数字・大項目が出せたら、それを中項目・小項目へと細分化していきましょう。例えば食費であれば、月にお米がいくら、お肉がいくら、外食やコンビニがいくらかなどです。
できるだけ細かく出した方が良いですが、まずは大雑把に大分類だけでもかまいません。また、収入と支出・資産と負債は、簿記や経理の専門用語でいえば『損益計算書(P/L)』と『貸借対照表(B/S)』となりますが、難しいことも省きます。
目的地を定め、課題を見つける
現在地の『収入と支出』・『資産と負債』が明確になったら、次は現在地と目的地の資産額のギャップを把握しましょう。
FIREするには給与所得から資産所得に置き換える必要があります。
たとえば、給与所得が年間450万円で、これをすべて資産所得に置き換えて賄おうとすると、450万円×25=1億1,250万円となり、この資産額が目的地となります。資産所得を得るために、なぜこれだけの資産が必要なのかは『4%ルールを適用するため』だと覚えてください。
また、金額と同時にいつまでにFIREするか期限を決めましょう。言うまでも無く、この期限が短いほど課題が増えたり難易度が上がったりします。僕は少ない資産でFIREできる生活レベルでも満足していますが、これは各自のライフプランに応じてそれぞれが考えるべき課題です。
いつまでにいくら資産を持ってFIREしたいか?
この問いを突き詰めていき、定めた目的地と現在地のギャップをどう埋めるかが課題となります。

それでは皆さん、ご安全に!👉
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