結論
お金はあった方がより自由に創作できる
お金が無くても創作はできる?

創作にお金の話なんて関係あるの? なんだか不謹慎な気がするんだけど。

不謹慎でも何でもないよ。お金はただの道具だからね。道具は正しく使えば創作の味方になる。そして、正しく使うにはコントロールの仕方を覚える必要があるんだ。
たとえば絵を描こうとしたとき、筆の使い方を覚えなければ描くことができません。
たとえばDTM(デスクトップミュージック)で作曲しようとしたとき、機材の使い方を覚えなければ曲を創ることができません。
同様に、お金の使い方を覚えなければ、創作に必要な道具を買いそろえることすらできないのです。

買い物くらいボクでもできるよ(/・ω・)/
道具を買うにはお金が必要です。
しかし、使えば当然お金は減ります。
稼がなくてはいずれ資金は尽きてしまうのです。

でも、小説ならノートと鉛筆さえあれば書けるわ。

それだってタダじゃない。少額とはいえコストが発生していることに変わりはないよ。奈那子はまだ高校生で保護者が払ってくれているから実感が持てないかもだけどね。
小説ですら、現代ではパソコンやスマホで書くことが主流になっています。投稿サイトやコンテストに応募したい場合は必携といえるでしょう。もしスマホやパソコンが買えなかったら多くの選択肢・未来が閉ざされてしまいかねません。
プロを志している方は特に真剣に考えておかなければいけない問題なのです。

創作自体をあきらめずに済むように『お金という道具』の知識をしっかり身につけましょう。
作品で稼ぐべきか、それが問題だ

お金が大事なのはわかったけど、絶対に作品を売らなくちゃいけない、というわけでもないでしょう?

もちろん。プロを目指すわけじゃないなら別に売る必要はないんだ。作品を売るかどうか、まずは創作に対するスタンスを決めよう。
- 趣味として楽しみたい
- 多くの人に見てもらいたい
- 副業として趣味と実益を兼ねたい
- プロになりたい
1のように、本業は他に持って、創作はあくまで趣味という位置づけであれば、お金の心配をする必要は無いでしょう。浪費せずに予算の範囲で楽しんでください。
2は、ネットで公開する程度であれば、かかるコストは無視できるレベルでしょう。しかし、もっとより多くの人に見てもらいたいと思ったらお金をかけて宣伝したほうが効率よく見てもらうことができます。
3は、副業としてWeb上でイラストやマンガを売る程度であれば、1と同様に考える必要は無いかもしれません。初期コストがほとんどかからずリスクが小さいためです。

趣味で始めているから道具や材料もひと通りそろっているもんね♪

問題は、4のプロのクリエイターを目指している人たちだ。
クリエイターという職業は、なるために必要な資格などは一切無く、本人が名乗ればなれてしまうのです。ただし、なったからといって、それで仕事をして食べていけるかは別の話です。
Web上ではおもしろいコンテンツが無料で、消費しきれないほど溢れています。無料でたのしめる時代になった今、プロでも作品を売るハードルが上がっているのです。
どうやって作品を売るか

作品を売るためには何をすれば良いのかな?

たとえば、小説であれば、出版社が主催しているコンテストに応募して受賞し、書籍化してもらう方法があるね。

だけどコンテストはどこも狭き門なのよね💦
どのコンテストを調べてみても、応募総数は数百作から人気のあるコンテストでは何千作もあります。そのうち大賞を取るのは1作のみで、佳作や特別賞などを含めてもひとつのコンテストで選ばれるのはせいぜい2~10作くらいでしょうか。
また、受賞したとしても出版されるとは限りませんし、出版されたとしても売れるとも限りません。さらに、新たな作品を出し続けられなければプロとして長く活躍することができないのです。

そんなに厳しいなら諦めるしかないじゃないか(ノД`)・゜・。

いや、諦めるのはまだ早いよ。プロになれなくても作品を売る方法はたくさんあるんだ。
セミプロであったり、趣味と実益を兼ねたプロとの中間点として同人活動を行い、お金を得ている方はたくさんいます。
また、Web上には個人で創作物を売ることができるサービスがいくつも存在しているのでそれを活用してみるのもひとつの手段です。

ここでは2つ、アナタのスキルを活かせる場所を紹介しますね。

ひとつめはココナラだよ。
ココナラでは、イラストや文章だけでなく、音楽や映像、その他いろんなスキルを販売できます。
また、当然買う側でも参加することができるので、自分にはないスキルの持ち主を探してより大きな作品を創ることも出来るようになるでしょう。

ボクの実践例も載せているからこちらも参考にしてみてね。

ふたつめはスキマになります。
SKIMAは主に絵を描くスキル(イラスト・漫画・キャラクター制作など)に特化しているサイトになります。
サイトの特徴がはっきりしている分ユーザー側は依頼しやすい一方で、同業種のクリエイターが集まっている分競争が激しいといえます。
他にもマネタイズできるサービスを提供しているサイトがいくつもあります。ぜひご自身の能力を活かる場所を見つけて、腕試ししてみてはいかがでしょうか。

他にも作品やスキルを売る方法を見つけたら随時紹介しますね。
ほんの少しだけお金の勉強を
作品を売ると同時に、お金の知識も身につけましょう。

ボク、数字とか計算は苦手なんだけど(。´・ω・)?

むずかしく考えなくても足し算や引き算ができれば大丈夫だよ。
経済や金融で必要とされるような用語を憶える必要はありません。
暮らしのなかで役立つ実践的な知恵があればじゅうぶんです。

以下の2作を読めばお金の悩みを小さくできるはずです。
1作目は『金持ち父さん貧乏父さん』で、お金の本の火付け役と言って良い一冊です。
本書はストーリー仕立てになっており、主人公である幼き日の著者・ロバートが本物の父親(貧乏父さん)と友達の父親(金持ち父さん)の二人からそれぞれ違った教育を受けます。
貧乏父さんからは一生懸命勉強し、良い高校・良い大学へ進学し、良い企業に就職しなさいと教えられ、一方の金持ち父さんからはお金の教育を受けることになり、ロバートは金持ち父さんの教えを支持しています。
その金持ち父さんの教えは、要約すると以下の2点になります。
- 資産と負債の違いを明確に表した。
- 資産を買ってキャッシュフローをつくる。
他にも雇用側でいるのではなく起業して自分のビジネスオーナーになることを勧めていたり、お金持ちになるために必要な知識や行動の指針がシンプルに語られています。

だけど企業とかちょっとスケールが大きすぎるよ💦

金持ち父さんは、キャッシュフローの考え方だけ覚えれば良いわ。

もっととっつきやすく、かつ実践的な一作を紹介しよう。
お金の大学は『大金持ちにはなれなくても小金持ちになら高確率でなれる』をコンセプトに制作されており、堅実な方法で多くの人が豊かな人生を歩めるようにデザインされています。
この、豊かな人生を送るためには、ある程度の金融資産が必要であり、資産を築くために必要な5つの力がパートごとに解説されています。
- 貯める力
- 稼ぐ力
- 増やす力
- 守る力
- 使う力

本書ではとくに貯める力に重点を置いています。
5つの力のなかでも貯める力が重要であり、ページも大きく割かれています。
この貯める力で注目すべきは、生活の質を落とす必要が無いという点で、不要に払っている固定費を削るだけで生活はぐっと楽になるのです。

しかも実行しさえすれば誰でも出来ることばかりなんだ♪
収入を増やすのは大変ですが、支出を減らすことは誰にでもできますのでぜひ試してみましょう。
まとめ
- 創作を商売にするか趣味にするかは自由
- 稼げるプロはひと握り
- プロになれなくても稼ぐ方法がある
- お金があれば創作に集中できる
想像してみてください。
もしも生活の心配をせずに好きな創作にだけ打ち込めるようになったなら、どれだけ面白い作品が生まれるだろうかと。
たとえ商業的に価値の無い作品であっても、創っている本人が楽しめたり、少数であっても感動してくれる人がいるならば、その作品はきっと意味のあるものになるはずです。
創作は人生を豊かにしてくれます。
これをたかがお金ごときで失うことはあなたにとって大きな損失となるはずです。
しかし、現実では、やはりお金は生活と切っても切り離すことができません。
好きな創作を続けるためにも、本記事がお金について考えるきっかけになれば幸いです。

なんだか人間って大変だね_(:3 」∠)_

それでも私たちは創作を続け、また創作する人を応援していきます!

それでは良い創作Lifeを!!
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